はじめてのフェス参戦ガイド|初心者向けの基礎知識を完全網羅

コロナ禍が落ち着き、2023年以降、全国各地で音楽フェスの開催が一気に増加しました。初めてフェスに参加してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事は、音楽フェス初心者の方に向けて、参加の流れや準備方法、当日の過ごし方までを丁寧に解説します。フェスの雰囲気や注意点も紹介します。

音楽フェスは、「これが正解」という楽しみ方がないイベントです。自分のペースで、好きなアーティストを観て、ご飯を食べて、休憩して――。そんな“自由でゆるい”楽しみ方こそが、フェスの醍醐味です。

フェスとは?音楽フェスの魅力と特徴

まず「音楽フェスって何?」という基本から押さえていきましょう。

• 音楽フェス(フェスティバル)は、複数のアーティストが一堂に会し、1日〜数日間にわたってライブを行う大型イベントです。

• ライブハウスやホールでのライブと異なり、同じ日に複数のステージで様々なアーティストがパフォーマンスをするのが特徴です。

• フェスは、音楽ファンにとってはもちろん、音楽に詳しくなくても「イベントとして雰囲気を楽しむ」目的で訪れる人も多いです。

フェスの魅力は「自由度の高さ」

• 好きなアーティストをピンポイントで観るだけでもOK。

• ステージをハシゴしながら、知らなかった音楽に出会える。

• 途中でご飯を食べたり、芝生で寝転んだりしてもOK。

それぞれの楽しみ方ができるのがフェスの大きな魅力です。

フェスの種類と開催時期

音楽フェスは、季節・ジャンル・規模によって多種多様です。

季節ごとの特徴

夏フェス(6月〜9月):代表的なフェスの多くがこの時期。屋外開催が多く、汗をかきながら音楽を楽しむ非日常体験が味わえます。

春・秋フェス:気候が穏やかで快適。音楽フェス初心者にもおすすめです。

冬フェス:屋内開催が中心。小規模〜中規模のイベントが多いですが、人気アーティストの出演も多数あります。

季節 特徴 服装・準備のポイント
気候が安定、日帰りフェスに最適 薄手の長袖・花粉対策
大型フェス多数、屋外中心 帽子・水分・熱中症対策必須
涼しく快適、穴場フェスもあり 温度差に対応できる服装
屋内中心、コンパクトなイベント 防寒対策・上着の持ち運び

フェスの規模・スタイル

都市型フェス:アクセスが良く、日帰り参加しやすい。

キャンプ型フェス:宿泊を前提としたアウトドアイベント。自然の中で音楽を楽しめる一方、装備や準備はやや大変。

ジャンル特化型フェス:ロック、ヒップホップ、アイドルなど、特定ジャンルに特化したフェスも多く存在します。

フェスの探し方とチケットの買い方

「どのフェスに行こう?」と悩んだら、まずは以下の方法で情報を集めてみましょう。

フェスの探し方

• TwitterやInstagramの「#フェス名」での検索

• YouTubeで過去の公式映像を視聴

• 好きなアーティストの出演予定から逆引き

チケットの購入方法

1. フェス公式サイトからのリンクが基本。そこからプレイガイド(e+、ローチケ、ぴあなど)に飛べます。

2. 一般販売に先駆けて先行抽選販売が行われることも多いので、公式SNSのフォローは必須。

3. 売り切れる可能性が高い人気フェスは、抽選に申し込んでおくのがおすすめです。

フェス参加前に準備しておくこと

音楽フェスを100%楽しむためには事前準備がとても重要です。

持ち物チェックリスト(基本編)

フェス持ち物チェックリスト

  • チケット(または電子チケットアプリ)
  • モバイルバッテリー
  • タオル(汗拭き・日除け用)
  • 帽子・日焼け止め
  • 雨具(レインコート推奨)
  • ウェットティッシュ
  • ゴミ袋(持ち帰り用)
  • 飲み物(持ち込み可なら)
  • 小銭・交通系ICカード・クレジットカード
  • 携帯用イスやレジャーシート

遠征時の準備ポイント

• 宿泊予約はチケット発売と同時に埋まりやすい。早めに確保を。

• 現地までの交通手段(新幹線・飛行機・バスなど)も事前にチェック。

• フェス開催地が山中や海辺の場合、気温差・虫対策も忘れずに。

フェス当日の流れと注意点

いよいよ当日!どんな1日になるか、イメージを持っておくと安心です。

会場入り

• 開場時間〜開演時間の間に余裕を持って到着を。

• 入場口は混雑するので、早めに並ぶのがベター。

• 再入場の可否、飲食持込のルールは事前にチェックしておきましょう。

タイムテーブルの確認

• 複数ステージがあるフェスは、「タイムテーブル(出演スケジュール)」を見ながら観たいアーティストを選びます。

• 公式アプリがある場合は、マイタイムテーブル機能を活用すると便利です。

会場での過ごし方

• 無理せず休憩を挟むことが大切。

• フェス飯(キッチンカー・屋台)も魅力の一つ。人気店は行列必至。

• 水分補給・塩分補給をこまめに。特に夏フェスでは熱中症対策が重要です。

• 荷物の管理には十分注意を(レジャーシート放置などはマナー違反になることも)。

フェスで気をつけたいこと・マナー

音楽フェスは多くの人が集まるイベント。以下のようなマナーを守ることで、みんなが気持ちよく楽しめます。

割り込み禁止:前に入りたくても周囲への配慮を忘れずに。

場所取りマナー:レジャーシートを広げすぎない、荷物だけで長時間場所を占領しない。

録画・録音禁止:許可されたエリア以外での撮影は禁止されている場合が多いです。

体調管理:無理をしない、異変があればすぐ救護テントへ。