■5月2日(日)から5日(水)までの4日間、蘇我スポーツ公園(千葉市)で「JAPAN JAM 2021(ジャパンジャム)」が開催され、終演から20日が経過した本日、JAPAN JAM事務局は、参加者や出演アーティスト、運営スタッフにおける集団感染(クラスター)発生の報告がなかったことを、公式ホームページ等で発表した。
■コロナ禍のイベント開催において「何を持ってイベントが成功したと定義・判断するか」について議論されることも多いが、そのひとつに「クラスター発生がなかったこと」が挙げられる。開催後、何週間も経過して、主催者はやっと胸をなでおろすことができるのだ。
■あわせてJAPAN JAM総合プロデューサーの渋谷陽一氏はコメントを発表。当日の感染対策や対応について振り返り、「アーティストの発する言葉が、参加者やスタッフをどれだけ励ましてくれたか、それはいくら言葉を重ねても足りないくらいだ。この場所にいることを肯定する言葉、その責任を自分たちがとるとまで言い切る強さ、たくさんの力を僕たちはもらうことが出来た。一部の不正確な報道に怒りを感じたが、自分たちが大切にするべきことの優先順位に気付き、見える景色が変わった。僕たちは感染対策をしっかりと実行し、それを参加者やアーティストと共有し、安全なフェスづくりに全力をあげることに集中すればいいのだ。参加者にとって、参加したことを良かったと思ってもらえるフェスにすることが一番重要なのだ」と心境を述べた。