音楽の文化と未来を守る!主なライブハウス・アーティスト支援プロジェクト解説

コラム

■ライブハウスは新しい音楽が生まれる場所であり、アーティストとファンとを結びつける非常に重要な役割を持つ。しかし新型コロナウイルスの影響で長期間、ライブやコンサートといったイベントが開催できず、窮地に追い込まれている。そのような中で、絶対に失われてはならない場所を守るため、またはアーティストや関連事業者をサポートするためのプロジェクトがいくつも存在している。本記事では代表的なプロジェクトの紹介および解説を行う。

■既に終了したプロジェクトも含まれる。


「LIVE FORCE, LIVE HOUSE. 」/「LFLH re-union」

LIVE FORCE, LIVE HOUSE.」はROCK/POP系のバンドが主に出演している、全国の独立系のライブハウスが対象で、緊急支援および今後を見据えた継続的な支援を目的とするもの。支援者は、支援グッズ(ピンバッジ、バンダナ、支援ソング)を購入し、支援したいライブハウスを選択すれば支援金が送られる仕組み。総額153,787,702円の支援金が集まり、全国のライブハウスに届けられた。

支援に賛同したアーティストは、TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)、TAKUMA(10-FEET)、Kj(Dragon Ash)、山口隆(サンボマスター)、ダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)、MAH(SiM)、猪狩秀平(HEY-SMITH)、GEN(04 Limited Sazabys)、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、ジャンケンジョニー(MAN WITH A MISSION)、MC藤田琢己、細美 武士(ELLEGARDEN/the HIATUS/MONOEYES)、 大木 伸夫(ACIDMAN)、 ホリエアツシ(ストレイテナー/ent)、 Masato(coldrain)、 ヤマサキ セイヤ(キュウソネコカミ)、山中 拓也(THE ORAL CIGARETTES)、 SUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN)、ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)、ダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)、TAKUYA∞(UVERworld)、NOBUYA(ROTTENGRAFFTY)、キヨサク(MONGOL800)、北島康雄(四星球)、金子ノブアキ、Masasucks(the HIATUS)、NAOK(10-FEET)、タブゾンビ(SOIL&“PIMP” SESSIONS)、岡部磨知水野由紀Chara、セントチヒロ・チッチ (BiSH)、 Tokyo Tanaka (MAN WITH A MISSION)、草間 敬 (KURID INT’L)など

また、第二弾サポートプロジェクトとして、ライブハウスでのパブリックビューイング(ライブ上映会)のための配信プラットフォーム「LFLH re-union」の運用をスタートした。配信ライブコンテンツを全国のライブハウスに提供することで、ユーザーがライブハウスへ参加することを促す。既にACIDMANMAN WITH A MISSIONサンボマスターのライブコンテンツが全国のライブハウスで上映された。

「SAVE THE LIVEHOUSE」

SAVE THE LIVEHOUSE」は、ライブハウスのドリンク代金を事前に支払いできるプラットフォーム。登録されている中から希望のライブハウスを選択しドリンク代金を支払うことで代金がライブハウスに届く。ドリンク代金はライブハウスにとって大きな収益源になっているため、一時的な延命措置としては有効だ。ただし、留意点としてファーストドリンク(入場時のドリンク代金)には使用できないことや、ライブハウスが閉店した場合はドリンクチケットは無効になること、チケットの有効期限は購入日より1年であることなど、支援者側のメリットは少なめに設定されている。チケットをドリンクと交換せず、ただ支援することも可能だ。発起人の小田翔武氏は「 例え引き上げるまでの力はなくとも、沈むのを遅らせることならできるかもしれない。 1ヶ月,1週間,1日遅らせることで助かる場所がたくさんあると思っています。助ける余力のある人は手を差し出してください」とコメントを残した。

なお、本プロジェクトによる総支援額は15,456,600円で、2020年7月31日をもってドリンクチケットの新規購入を終了した。

「SAVE LIVEHOUSE PROJECT」

SAVE LIVEHOUSE PROJECT」は、ライブを自主運営している全国のライブハウスを対象に、公演およびライブビューイングを実施した際に公演開催祝い金を支給すると共に、ミクチャでのチケット売上の80%をライブハウスへと還元する取り組みで、2020年11月からスタートした。ミクチャとはライブ配信と動画投稿でコミュニケーションできるアプリ。2021年1月末までに19件のライブ公演へのサポートを実施した。

「Music Cross Aid 」ライブエンタメ従事者支援基金

Music Cross Aid」は日本音楽事業者協会日本音楽制作者連盟コンサートプロモーターズ協会の音楽業界3団体が業界内の自助の仕組みとして2020年6月、コロナ禍で公演事業活動が困難になっている日本の音楽ライブエンターテインメント産業を担う事業者や専門スタッフを支援する目的で創設したもの。法人や個人からの寄付金がMusic Cross Aidを通じて支援金が届けられる。

「UNITED FOR MUSIC」

UNITED FOR MUSICは、J-WAVEスペースシャワーCINRAといったメディアが協同してアクションを起し、各局の番組、WEBサイト、SNSを中心に展開を行いながら、ライブエンタメ従事者支援基金「Music Cross Aid」の周知と支援金集めに取り組む。
第1弾プロジェクト「UNITED FOR MUSICLIVE 60」は、賛同アーティストによる60分の生配信ライブで、開催した売上の一部を「Music Cross Aid」へ支援金として寄付するもの。また、J-WAVEで当日のライブ音源のオンエア、スペースシャワーTVでライブの模様とライブ運営の密着ドキュメント番組を放送、CINRA.NETで記事化しプロジェクトの拡散を担う。このプロジェクトには、アルカラ9mm Parabellum Bullet阿部真央が出演した。

「LIVE HOUSE AID IN MIHOUDAI ここにある音楽12」

LIVE HOUSE AID IN MIHOUDAI」は、ロックフェス「見放題」出演歴のあるアーティストの楽曲をデジタルオムニバス音源「ここにある音楽12」としてオンライン販売し、売上で見放題大阪の会場のライブハウスを支援する活動。販売価格は3,000円〜10,000円で、購入者側が選択できる。また随時アーティストと楽曲の追加が行われ、購入者は、購入時点の楽曲に加えて新たに追加された楽曲も聞くことが可能。

3markets[ ]/『死ぬほどめんどくさい(Live at K5 Day1)』、about a ROOM/『ライフイズジャーニー』、alcott/『さくらの麓』、Amber’s/『春は必ず来る 』、ANATAKIKOU/『万年筆とガールフレンド』、and Young…/『ROCK’N’ROLL』、anica/『在り来りな日々』、AOI MOMENT/『Gazer』、ARKS/『SAYONARA』、Arakezuri/『此処にいる(2020ver.)』、AT-FIELD/『フルテンションハイ』、atelier room/『シンビジウム』、Atomic Skipperacon/『ディアマイフレンド』、Bacon/『KiDs Are Alright(EP version)』、BALLOND’OR/『DIENER』、BARICANG/『夏祭り』、Bentham/『パブリック (2019ver.)』、Boiler陸亀/『関西電気保安協会』、cakess/『Consent song』、CamelChair/『Overflow -shall we camelback-』、CAT ATE HOTDOGS/『魔法をかけて』、chocol8 syndrome/『夢は覚めないまま』、COSMOS/『フリージアン』、COWCITY CLUB BAND/『カントリーボーイズオンザラン』、deronderonderon/『Flashback』、diesp8d/『オープンカーに乗ってラスベガスに行こうぜ!』、Dr.FOOL/『ヒップホップ★まんじゅう』、EVERLONG/『深呼吸』、FABLED NUMBER/『I Don’t Wanna Write This Story』、FILTER/『Fantimes』、FiSHBORN/『月の光を見ている』、GEEKSTREEKS/『レイルロード』、ghostnote/『クロニクル』、GOODWARP/『wolf tap』、HERE/『HELLO』、homme/『light of the exit』、ircle/『last dance』、iTuca/『白い嘘』、JAWEYE/『Discologic』、JUANAFAN CLUB/『LOVE』、juJoe/『閃光』、JUNIOR BREATH/『アイスクリーム』、kasumi/『Re:NEW』、LUNCH-Ki-RATT/『ネズミストらのラッタッタ』、moon drop/『シンデレラ』、my beautiful slumber/『underground anthem』、Myベストテープ/『ワンルーム』、nicoten/『潜空』、NIKiITA/『ダイナミックエントリー』、nolala/『Re:road』、nothingman/『小さなライブハウスのステージの上から』、ofulover/『国道2号線』、Organic Call/『さよならユートピア』、palitextdestroy/『mug-low』、PARIS on the City!/『喜びに憧れて』、PERO/『テイクミー!』、PONKAN/『竜宮城』、POT/『Make my day』、PURPLE HUMPTY/『one cup of song』、raciku/『ビア』、Re:name/『Here’s to Us』、RED in BLUE/『レーザービッチ☆花沢』、RED JETS/『光』、ReVision of Sence/『口紅』、SHIFT_CONTROL/『不可解な景色』、SideChest/『再三再四』、Sleeping Girls/『Naked』、The 3 minutes/『シュレディンガーの女』、THE BOY MEETS GIRLS/『ミラーボール』、The Cheserasera/『幻』、The denkibran/『スクリューボーイ・コメディ』、The Floor/『slow motion』、THE FREE MAN/『FAT LIPS』、the Howl/『待ち合わせは、日曜日』、THEラブ人間/『いつかこどもがうまれたら』、toitoitoi/『アンセム(studio live rec)』、tonetone/『トワイライト』、Transit My Youth/『like a lovesong』、Vanityyy/『BBAバトルロワイヤル』、waffles/『poplar(ポプラ)』、waybee/『ドライブ』、Yellow Studs/『ライブハウス』、YUMEIGIWA GIRL FRIEND/『 Downer』、あきらめきれず/『残像』、さよならミオちゃん/『りめんばみ』、それでも尚、未来に媚びる/『ハッピーエンド』、みるきーうぇい/『朝焼け』、アイスクリームネバーグラウンド/『ライブライフハッカー(遊ビver)』、アシガルユース/『グローリーデイズ』、アシュラシンドローム/『はじまりの唄』、アメノイロ。/『あとがき』、アラウンドザ天竺/『ミラクル崎体育』、エレクトリックギュインズ/『それから』、ウラニーノ/『あるよ』、オガサワラヒロユキ/『Boys & Girls feat.103CA(Single Ver.)』、ガガガSP/『もうええ!!はよせえ!!』、カネヨリマサル/『グッドバイ』、カミナリグモ/『手品の続き -EP Ver.-』、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ/『夜明けをさがして』、ギャーギャーズ/『チョップ』、クリトリック・リス/『カレーライス(2020.5.17)』、ケトル/『サイゴノサイゴ』、コルクス/『星に願いヲ』、サカノウエヨースケ/『抑えきれない僕らのJ-POP』、ザ・チャレンジ/『NEVER ENDING MUSIC』、シャンプーズ/『ウルトラマリンブルー』、シンガロンパレード/『ナイスドライビング』、スキッツォイドマン/『私を地獄に連れてって』、ステープラー/『プラネットビスケット』、セックスマシーン!!/『かくせ!!』、セプテンバーミー/『幽霊ダイブ』、ソウルズ/『Yeahじゃないか!』、ソウルフード/『チャプターソング』、タカユキカトー/『ベルベットサマー』、テクノサウルス/『エロトマニア』、テジナ/『メンタル』、ドラマチックアラスカ/『クソッタレセカイ(2020 STAY HOME ver.)』、ノムラセントラルステーション/『がんばれ!ニッポン!』、ハックルベリーフィン/『さざなみ(2020mix)』、バウンダリー/『BABY』、バンドごっこ/『歌う角には福来たる』、プピリットパロ/『p.s.』、フロムTokyo/『レインマン』、マイアミパーティ/『くよくよするなよ』、マッシュとアネモネ/『シーサイド』、メタボリックシンジゲート/『マンパワーが足りない。』、メメタァ/『ディスコビート』、モケーレムベンベ/『彩都線にのって』、リクオ/『オマージュ – ブルーハーツが聴こえる(ライブver.)』、レベル27/『セントポーリアの育て方』、井上ロマンチップスヤスオバーガー/『Hello the music』、ロマンス&バカンス/『BE MY BODY』、リワタナベフラワークオ/『ナタデココ』、井上ヤスオバーガー/『自転車乗りの唄』、今村モータース/『ミュート』、南無阿部陀仏/『ミサンガ(Studio Live2019)』、南無阿南蛮キャメロ部陀仏/『Flower』、君がそうなら僕はこう/『集客ヤバイ節』、四星球/『出世作』、声にならないよ/『soundless』、大野賢治/『この指とまれ』、奢る舞けん茜/『NORANEKO』、密会と耳鳴り/『I want to be rich』、寺前未来/『太陽のこども』、尾崎リノ/『部屋と地球儀』、徳永由希/『若者たちの日常』、惑星ごっこ/『大丈夫』、愛しておくれ/『アイ・スタンド・ヒア』、愛はズボーン/『アースダイビング』、指先ノハク/『フェスタブルー』、村田知哉/『1994』、東京60WATTS/『外は寒いから(2020ver.)』、水、走る/『ワタシとタワシはメザシを目指してテクノを聴いて歩いてくの』、渡會将士/『Go Crescent Go』、爆弾ジョニー/『滑空キラー』、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ/『KANPAI mo’ freaky』、理科室コーヒー実験ブレンド/『From Me 2 Me』、生熊耕治(cune/BLUEVINE)/『QueenBee』、町田直隆/『優しい人よ』、知る権利/『ハミングバード』、福modest/『平成ノスタルジー』、葉山久瑠実/『執行人』、花柄ランタン/『まなつのまじっく』、超能力戦士ドリアン/『みんなでワクワク楽しいソング』、餃子大王/『ピッチャーで4番』、高木まひことシェキナベイベーズ/『チャックベリーと対バンしたい』など

■紹介したもの以外にも有志団体によるプロジェクトやライブハウス独自の取り組みはたくさんある。