■スリーピースバンド『juJoe(ジュージョー)』の平井拓郎(ひらい・たくろう/ギター&ボーカル)の小説を映画化した「さよなら、バンドアパート」が、2022年7月15日に公開される。東京・シネマート新宿や大阪・シネマート心斎橋、福岡・キノシネマ天神で上映される。北海道(サツゲキ)、栃木(宇都宮ヒカリ座、小山シネマロブレ)、神奈川(シネマ・ジャック&ベティ)、愛知(名古屋シネマスコーレ)、京都(京都みなみ会館)、兵庫(元町映画館)でも近日公開予定。
■監督は「ニート・ニート・ニート」(2018)などを手掛けた宮野ケイジ。主演は清家ゆきちが演じ、森田望智、梅田彩佳、高石あかりらが出演する。ライブシーンでは「KEYTALK(キートーク)」、「cinema staff(シネマスタッフ)」が登場。エンド曲は、the band apartの「Can’t remember」。
■平井拓郎がnoteで連載した小説「さよなら、バンドアパート」は、ミュージシャンになる夢を持つ若者が、運命とも必然とも言える出逢いによって、路上ライブからメジャーデビューを果たし、その後の挫折までを描いた作品。2021年7月に書籍化され、話題を呼んだ。
あらすじ
都会の喧騒に揉まれながら、音楽の道に進みたいとささやかな夢を持っていた川嶋。大いなる道の手前で、まだ誰でもなく、何も持たなかったあの頃――彼の背中を押しステージへと導いてくれたのは、大阪で出逢ったユリだった。ミュージシャンとしてプロデビューを果たした川嶋だったが、そこには厳しい現実が待ち受けていた。